高齢になるほど健康面でのリスクが高くなりやすく、入院の可能性についても考えておかなければなりません。特に女性は持ち物が多くなる傾向にあるので、あらかじめ入院セットを用意しておくのもいいでしょう。
ここでは、高齢女性が入院するときに必要なものと、急な入院に備えた身元保証サービスについて説明していきます。
高齢女性が入院前にやっておくべき準備
高齢になるほど病院に行く機会が増えたり治療を受けることが増えたりするものです。通常の通院であれば慌てる必要はありませんが、いざ入院となったときのために、日頃から準備だけは行っておきましょう。
必要書類とお金
必要書類と一定程度の金銭は、いざというときに慌てないためにも、あらかじめ用意するかメモに書き出しておくといいかもしれません。
本人確認書類・医療関連書類
保険証や限度額認定証、診察券、お薬手帳、紹介状、また、処方内容に影響することから、現在服薬中の薬については必ず申告できるようにしておきましょう。
入院中に必要なお金
現金は少額かつ小銭で用意しておきましょう。入院中にお金が必要になる場面はそう多くなく、テレビカードやコインランドリー、売店での買い物代くらいを想定しておきます。高額現金・高級品は持ち込みません。
高齢女性向けの衣服・肌着・履き物
高齢女性向けの衣類や履き物は、リラックスできるものや履きやすく転びにくいものを選びましょう。
パジャマ
検査や診察などを想定し、前開きのものを用意しておきましょう。着替えを含め2セットほど準備しておくと安心です。
肌着
診察などの邪魔にならないよう、着脱しやすいもの・肌に早しいものを選ぶといいかもしれません。
靴下
転倒防止のため、滑り止め付きの靴下を選ぶといいでしょう。むくみがある方は、ゴムがゆるめの靴下か、医師推奨の医療靴下を選択する方法もあります。
院内の履き物
高齢女性の履き物は高齢者向けのスリップインタイプが好ましく、また転倒防止のため、靴底に滑り止めがありつま先が保護されているものを選ぶといいでしょう。
高齢女性向けの生活・衛生用品
高齢者向けの生活衛生用品として、次のものを用意しておくといいかもしれません。
口腔ケアグッズ
歯ブラシに加え、入れ歯を使用している場合は入れ歯ケースと洗浄剤も忘れず用意しましょう。
スキンケア用品
皮膚が乾燥しがちな高齢者の肌を守るために、ハンドクリームや刺激の少ない化粧水・乳液があるといいでしょう。
食事補助グッズ
入院中はいつでも水分を摂れるように、また安全に食事ができるように、ふたとストローがついたカップや割れにくいスプーンを準備しておくことも検討してみましょう。
吸水パッド
案外忘れがちなのが吸水パッドです。尿漏れ対策として用意しておいてもいいかもしれません。
補助具・医療関連
日常生活を支える補助具なども忘れないようにします。
-
- 老眼鏡
- 補聴器と予備電池
- 杖(病院に持込可否を要確認) など
支援者(家族など)が行う入院準備
家族あるいは支援者は、高齢者の入院にあたり以下のことをサポートする可能性があります。入院する高齢者本人に負担をかけず、安心して入院できるように役割を果たします。
入院手続き・入院生活支援
患者となる高齢者は、自ら入院手続きをすることができないかもしれませんので、家族あるいは支援者がサポートすることを想定しておきましょう。また、入院中に必要になる身の回り品の用意や、緊急連絡先としての心づもりなど、高齢者が安心して治療に専念できるような環境を作ることが大切です。
病状の確認・入院計画の理解
高齢者本人の病状がどのような状況で、どういった治療を行っていくのか、また入院期間はどれくらいになるのかなど、認識を共有しておく必要があります。本人の身体の自由が効かなかったり認知症などにより正しい対応ができなかったりする場合は、入院費の支払いや保険金の請求などを遅滞なく行えるよう対処することも求められます。
高額療養費に関する手続き
各自治体では、診療月ごとの医療費自己負担分が一定額を超えた場合、申請することにより超過分の払戻しを受ける高額療養費申請という制度があります。札幌市でも高額療養費申請のしくみを利用することができますが、患者本人が後期高齢者である場合は後期高齢者医療高額療養費申請の対象となります。
後期高齢者医療高額療養費申請は、保険者である北海道後期高齢者医療広域連合と窓口業務を担う札幌市各区役所に対して行います。
【北海道後期高齢者医療広域連合】
保険者であり保険加入や保険料の決定を行ったり給付を行ったりする
【札幌市各区役所】
保険料徴収・申請受付。保険証引き渡しなどの業務を行う
本人が入院治療中で高額療養費の申請を行うことができない場合など、代理人が手続きする場合は、委任状を提出することにより家族あるいは支援者に任せることも可能です。
入院時に不可欠な身元保証人の確保
入院時に必ず求められるのが、身元保証人です。緊急連絡先や入院中の生活支援、遅滞のない支払い実行や身元引受などさまざまな役割を担い、一般的には本人の家族が務めます。
【入院に伴う身元保証人の業務例】
- 入院手続き
- 入院費用の確実な支払い
- 医療方針の確認
- 患者の入院生活支援
- 緊急連絡先
- 退院時の清算や片付け
- 万が一の時の身元引受 など
身元保証人が見つからない場合
しかし、ひとり暮らしの高齢者や身寄りのない人、家族や親類と疎遠になっている人などにとっては、身元保証人を引き受けてもらう人物を確保が困難となることも考えられます。そのような場合は、身元保証サービスを利用することも検討してみましょう。
たとえば、当行政書士事務所が法律支援を行う「いきいきライフ協会札幌」では、入院時の身元保証業務はもちろん、ご利用者様の生活支援や万が一のときの葬送支援、遺言支援などにいたるまで幅広いサービスを提供しています。具体的には以下のような業務が対象となります。
- 身元保証人の引受(入院時・施設入居時)
- 介護を除く生活支援
- 財産管理契約の受任者引受(認知症などに備えた任意後見契約)
- 死後事務委任契約の受任者引受(葬送支援)
- 遺言執行者の引受(遺言支援)
- 各契約書の公正証書作成手続き
ひとり暮らしの方や家族あるいは親族と疎遠になっている方などにとって、身元保証人だけではなく自分の老後における支援者を確保することが難しい現状があります。自分の今後の生活について不安を感じている場合は、速やかに問題解決方法を見つけることが大切です。
まとめ
高齢者が入院するにあたり大きなハードルとなるのが「身元保証人を誰に頼むか」という問題です。入院治療が必要であるとわかってから実際に入院するまでに、時間的猶予があまりないこともあり、急なことでお困りの方は少なくないでしょう。
当行政書士事務所が法律支援を行う「いきいきライフ協会札幌」では、入院時に限った身元保証プランだけではなく、生活支援・入院時の身元保証サービス・葬送支援まで行うトータルサポートプランもご用意しております。無料相談をご利用いただき、現在抱えておられる不安事などについてぜひお聞かせください。









