おひとりさまとして暮らす高齢者が増える中、心の支えとしてペットを飼う方も少なくありません。しかし、万が一のとき、ペットの世話は誰がしてくれるのでしょうか。

 

ここでは、高齢者とペットの暮らしにおけるメリット・デメリット、飼い主死亡時の対応、飼い主死亡後のペットを守るための身元保証契約や死後事務委任契約まで、わかりやすく説明していきます

 

おひとりさまによるペット飼育のメリットとデメリット

高齢化と単身世帯の増加により、おひとりさまの高齢者がペットを飼育するケースが増えています。犬や猫だけでなく、ウサギ・インコなども人気で、「癒し」や「生きがい」の存在として重要視されているのです。

 

ここでは、高齢のおひとりさまがペットを飼うメリットとデメリットについても説明します。

高齢のおひとりさまがペットを飼うメリット

高齢のおひとりさまがペットを飼う場合、次のようなメリットが得られやすいといえます。

 

精神的な癒しが得られる

孤独感が軽減されたり生活に張りが出たりするため、ペットを飼いたいと考えるおひとりさまは決して少なくありません。

 

健康維持につながる

ペットを散歩させたり世話をしたりすることにより、自分自身の運動習慣や規則正しい生活を実現することができます。

 

認知症予防につながる

ペットとの会話や世話を通じて脳に良い影響を与えると考えられます。

 

高齢のおひとりさまがペットを飼うデメリット

一方、高齢のおひとりさまがペットを飼育する場合、次のようなデメリットが生じることも理解しておかなければなりません。「最期までペットを責任持って飼育できるか」を冷静に判断する必要があります

 

体力・経済面で負担がかかる

ペットの散歩や身の回りの世話を行うには体力も必要です。また、予防接種や去勢手術、病気になったときの医療費など、お金がかかることも了解しておかなければなりません

 

飼い主が施設入所する際にペットを連れていけない

高齢者施設ではペット同伴での入所を認めていないケースが多いといえます。このようなときに備えて、ペットの引き取り先をあらかじめ決めておく必要があります。

 

飼育できなくなるリスクがある

高齢の飼い主が病気などにより死亡した場合、ペットの世話をする人がいなくなるため、ペットは飼育放棄された状態になる恐れがあります

 

飼い主が死亡したらペットはどうなる?

先に述べた通り、高齢のおひとりさまが飼い主である場合、万が一のときにペットの飼育が中止されてしまいかねません。

 

高齢者の孤独死や突然の入院・死亡によって、ペットにどのようなことが起こるのか、現実的に理解しておく必要がありません。

 

飼育されず放置されたペットに起こること

  • 飢餓や脱水により命の危険が生じる
  • 引き取り先が見つからない
  • 引き取り先がなく殺処分に至るケースがある
  • ペットに肉体的・精神的な負担をかける

 

家族がいないおひとりさまの場合、自分の死亡によりペットの命綱が完全に断たれる危険性があるのです。ペットにかわいそうな思いをさせることになる可能性は決して低くありません。

 

そのような思いをペットにさせないため、ペットのための終活として身元保証契約死後事務委任契約との連携を図る人が増えているのです。

 

身元保証契約や死後事務委任契約との連携

万が一に備えて『ペットの世話や引き取り先を正式に託す』ためには、法的な契約や第三者への委任が必要になります。関連する契約とその仕組みについてみていきましょう。

 

身元保証契約

ペットの飼育が困難な状況になった場合、ペットの生活を守るための対応を身元保証契約で備えておきます。身元保証契約の専門家によく相談し、ペットがいる場合どのような対応が可能か十分話し合っておきましょう

 

死後事務委任契約

飼い主の死後、遺されたペットの世話や譲渡などを信頼できる第三者に任せるのであれば、死後事務委任契約を利用するといいでしょう。

 

ペット信託(民事信託)

飼い主の財産の一部を「ペットのため」に使えるようにし、信頼できる人または団体に託すのがペット信託(民事信託)のしくみです。受託者がペット飼育費用を管理し、責任をもってペットの飼育を行います。

 

まとめ

おひとりさまにとってペットはかけがえのない家族ですが、自分に何かあったときに備えて、ペットを守るための対策を講じておく責任も求められます。高齢者の場合は、身元保証や死後事務委任契約、ペット信託といった制度を活用することで、自分もペットも安心して過ごせる老後を実現できるでしょう。

 

弊社では、初回無料相談も実施しておりますので、「万が一に備えたペット保護」を含む終活についてぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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