「葬儀代が足りなくなったらどうしよう?」という不安は、多くの人が抱える問題です。葬儀には高額な費用がかかることもあるため、経済的に余裕がない方の場合は負担が大きくなることへの心配も生じます。終活の一環として元気なうちから葬儀代の準備を進めていくことが、万が一の事態を救うことになるでしょう。
ここでは、自分の葬儀代が足りない場合の対策と葬儀に向けて決めておくべき事柄について説明していきます。
葬儀代の相場と準備の重要性
葬儀にかかる費用は地域や規模、形式などによって異なりますが、一般的に100万円~200万円程度が相場だとされています。
基本的な葬儀(火葬式、家族葬など)であれば比較的安価に済ませることも可能ですが、参列者が集まりそうな場合は結果として葬儀の執り行いにお金がかかりやすいため、できるだけ元気なうちに自分の葬儀費用を準備する方法を考えておくことが大切です。
葬儀代を準備するための方法
自分の葬儀代が足りなくなりそうで不安な場合は、以下のような方法で備えておくことも考えてみましょう。
【1】葬儀会社と生前契約を結ぶ
本人にある程度の貯金などがある場合は、生前に葬儀会社と契約を結んでおき、葬儀の費用を前もって払っておくのもいい方法です。事前に支払いを済ませておくことにより、実際の葬儀で遺族に金銭的負担を強いることがなくなります。
また、元気なうちに葬儀社と関わりを持っておくことで、葬儀内容や規模を自分の希望に合わせて決められる利点もあります。
【2】葬儀保険に加入する
葬儀保険は、葬儀費用をカバーするために加入する保険で、月々の保険料を支払うことにより、死亡時に葬儀費用が支払われる仕組みになっています。葬儀代が足りないという不安を解消するために、葬儀保険に加入しておくことも一つの方法です。
【3】預金積立を行う
葬儀費用のための積立預金を行うことも有効です。葬儀代専用の口座を用意し、少しずつお金を積み立てていけば、将来の葬儀に必要な費用を確保できるでしょう。
【4】遺言書で葬儀代の捻出方法を指定する
遺言書に記載できるのは遺言事項のみであり、相続分の指定・身分に関する指定・遺言執行者の指定・祭祀継承者の指定などに限られています。遺言書のなかで、葬儀費用を遺産から充てるよう指定したとしても、遺言事項に該当しないため法的効力は持ちません。
しかし、付言事項を利用し、遺言者の思いとして「葬儀にお金がかかるだろうから遺産から出して欲しい」と記載しておけば、相続人がその思いを汲み取ってくれることが期待できます。
弊社の葬送支援サービスについて
弊社では、死後の葬儀や供養を全面的に支援する「葬送支援あんしんパック」をご利用いただけます。弊社が葬儀・供養にかかる手続きを代行し、必要になる費用はあらかじめご契約者様からお預かりしたうえで、一般社団法人あんしん財産管理支援機構にその管理を委託するものです。
葬儀は直葬を想定していますので、決して規模は大きくありません。しかし、葬儀・供養・各種死後事務についてはお任せいただけますので、身寄りのない方やおひとりさまの備えとして選択肢に入れてみることもご検討ください。
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自分の葬儀について決めておくべき事柄
終活を行ううえで避けて通れないのが「自分の葬儀の在り方」を決めることです。遺族の負担を軽減するためにも、終活の一環として元気なうちに自分の葬儀について決めておきましょう。
喪主を決める
葬儀を行うにあたり、まず決める必要があるのは「喪主を務めるのは誰か」ということです。通常、配偶者や子が喪主を務めることになりますが、配偶者なら配偶者、子なら子とあらかじめ指定しておいた方が、万が一のことが起こったときでも遺族が慌てることがありません。
また、おひとりさまの場合は、誰に葬儀の執り行いを任せるのか決めておいた方がいいでしょう。
葬儀社・葬祭場を決める
どこの葬儀社に依頼するのか、どの葬祭場を利用するのかを決めるだけでも、遺族には大きな負担がかかります。元気なうちに自ら葬儀社・葬祭場を選定し決めておけば、喪主を始めとする関係者の負担も減ることでしょう。
葬儀費用を調べる
遺族にとって非常に大きな負担となるのが、葬儀にいくらかかるのか、費用をどこから捻出すればいいのかという問題です。
葬儀費用は葬儀プランによって大きく変わってきますので、葬儀社選びの際にプランまでよく調べておき、費用の概算を立てておくことをお勧めします。
エンディングノートや遺言書の付言事項を活用して、希望する葬儀プランと葬儀費用の捻出方法について記載しておけば、スムーズに葬儀の準備を進めてもらうことができそうです。
遺影用の写真を決めておく
葬儀には故人の遺影が必要であり、葬儀社からどの写真を遺影として使用するか尋ねられることになります。趣味を楽しんでいる写真や自宅でくつろぐ写真、あるいはスーツや着物を着用した写真など、葬儀に参列してくれる人に偲んでもらえるような写真を選んでおくといいでしょう。
まとめ
自分の葬儀代が足りないかもしれないと感じた場合、事前に準備をしておくことがとても大切になってきます。生前対策や葬儀保険を利用し、葬儀に必要な情報を整理し葬儀費用を確保しておくことで、遺族や関係者への負担を減らすことができるでしょう。
特に、身寄りのない方やおひとりさまの場合は、葬儀や供養に関する心配を払拭するためにも、身元保証や死後事務委任契約・財産管理委任契約などに詳しい弊社にご相談いただき、どのように準備していくべきか具体的にプランを立てていきましょう。









